石油王の横で眠りたい

2000年生まれ、備忘録

全アイドルへ告ぐ

 

乃木坂46レコード大賞最優秀賞を受賞した。つばきファクトリーは、レコード大賞最優秀新人賞だ。ほんのついさっきの事である。どのアーティストも素晴らしいステージだった。その中で受賞した彼女らの涙は、並々ならぬ思いがあっての事だろう。

 

アイドルというものをアイドルとしてみたのはいつだっただろうか。記憶を辿れば、欅坂46AKB48モーニング娘。や℃-ute、嵐やKis-My-Ft2…様々なアイドルを見て、曲を口ずさみ生きてきた。テレビに出ると分かれば録画をした。もちろんリアルタイムでも見た。フリーペーパーにその姿が乗っていれば持って帰り、切り抜きとしてコレクションした。駄菓子屋で買ったブロマイドを大切にし、下敷きも絵柄が見えなくなるほど使った。グッズなんて買う金もなかった、当時小学生の私にとって、雑誌を買うことがアイドルを知ることであり、CDを買うことが特別感であったのだ。

 

AKB48が大好きだった小学生時代、初の総選挙が行われた。神セブンと呼ばれるトップ陣は憧れの的であった。前田敦子も、大島優子も、篠田麻里子も、渡辺麻友も、高橋みなみも、小嶋陽菜も、板野友美も、みんなが私の憧れだったのだ。当時、渡辺麻友は、15歳ほどだったかと思う。私の大好きな「まゆゆ」は、あまりにも若かった。

 

彼女ら、彼らは、私達に青春を売っている。自らの青春を、一度しかない青春を、若さを売っているのだ。現に、今わたしは17歳である。学校も、部活も友達付き合いも、制限されることなく出来ている。しかしアイドルは違う。生身の自分が商品となっている。街に出ることや、私たちの生活(俗に言う、普通の日々)とは違うことを彼女ら、彼らはこなして生きているのだ。それが仕事だ、自ら選んでいるんだ、と言ってしまえばそれまでだが、彼女ら、彼らの笑顔は、ステージは、個々の普通の日々を犠牲にし成り立っている。キラキラ輝いている瞬間を切り取って、悔しさや努力を表に出さない。

 

往年のアイドル、キャンディーズは人気絶頂のさなか、コンサートでこう言った。

普通の女の子に戻りたい

アイドルは、私達に夢をくれる。かけがえのないもの、時間や生活や普通を引き換えにして。

 

一つの時代が終わるだろう。来るべき12月31日、紅白歌合戦。神セブン最後の一人である渡辺麻友が卒業する。まゆゆのアイドルとして最後の姿を見届けたい。

 

私達を導き続けるアイドルという存在から、目が離せない。